
1980.9 大沼公園
本州用の在来型客車では、元々が二重窓の代わりに、蒸気機関車の煤煙に含まれる燃えかす侵入を防ぐ網戸、または鎧戸が付く構造でした。網戸は蒸気全廃後、殆どの車で撤去されましたが、二重窓化については、このスペースに窓枠を後付すれば、比較的容易に対応出来たものと思われます。気動車、電車と異なり、在来型客車の北海道向け転用改造は多々見られました。JRとなってからもJR東日本からJR北海道に譲渡された「SLニセコ号」用客車オハ47、スハフ42、オハフ33の改造例があります。話に聞いた所では、道内でライダーハウスとして利用されていた客車から、二重窓の窓枠を取り外して流用整備されたそうです。
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