VFを5吋モニタに変えてから、この大きさであれば小さめのショルダーバックにカメラまるごと入るんでは?と採寸してみたところ、丁度良さそうな製品が幾つか候補に上がりました。現状、ラムダの写真機用リュックで背負ってカメラ一式を運んでいますが、移動の度、取り出しては組み立てて、終わったら分解しての収納するのが面倒なのと、それに伴う時間ロスが生じています。
最初は新品も検討していましたが、5%クーポン+30%引きヤフオクくじに当たったので、状態も良さそうで実質6千円位で落札出来たこれにしました。今日の昼過ぎが入札期限だったので、先方もすぐ発送してくれて明日に到着予定です。
2020年03月20日
2020年03月15日
外部モニタの給電ケーブル作成
VF代用で使い始めたATOMOS SHINOBIですが、ロケ用モニタとしては見やすい反面、SONY純正VFを使用していた時より面倒と感じたのが電源です。現状だとカメラとは別に同社の旧機種で用いられていた、NP-Fタイプのバッテリを充電器とともに用意したり、長時間持つとはいえど使用中も残量に気配りする必要が生じます。
また、撮影セッティングの都度、別々に電源ON/OFFの操作も必要で、特に本機の電源を切る場合、メニューで専用画面を呼び出してロックを解除→電源ボタンを4s長押しの順に操作しなければなりません。しかも、SHINOBIは電源ランプがないので、バッテリを装着したままだと実際に電源が確実に切れているのか、確認しずらいという欠点もあります。
そこで、使い勝手を純正VF並みに出来ないかと考えた末、バッテリでの駆動を止めてカメラ本体から電源を取れるケーブルを作ることにしました。
完成品の写真です。最初はスペア部品で売っているハンディカム用DCケーブルを取寄せるつもりでしたが、意外と高かったので、モニタに付属していたACアダプタを必要な長さのところで真っ二つにして使いました。左のケースはダイソーで売っていた収納用ソフトケースです。
電源はカメラ本体にあるアクセサリ端子から供給します。元々、SONYのベータカムやHDCAM等、放送局用のカメラに古くから付いていたコネクタで、OPのワイレヤスマイク受信機に給電する為のものです。当機F55では上下に2系統設置、12V、1.8Aまでの機器に利用できます。ちなみに過負荷がかかると横の赤いLEDが点灯して給電が絶たれる安全設計です。SHINOBIは最大消費電力が7Wなんで十分ですね。
F55取説より。コネクタの1番ピンがグラウンド(マイナスアース)、4番ピンが12VのDCOUTの配列になります。
カメラ本体側と同一のコネクタメーカー、ヒロセ電気の4Pプラグを取り寄せました。型番はHR-10A-7P-4P(73)
↓メーカーサイトの仕様に従って、コードの先端部を加工しました。ラジペン、大小ニッパー、ワイヤストリッパー、20〜30w半田ごて、半田付け作業用スタンドは最低必要です。
https://www.hirose.com/product/document?clcode=&productname=&series=HR10&documenttype=Catalog&lang=ja&documentid=D49400_ja
コネクタ部の直径は7mm。この中のピンに剥いたケーブル先を慎重に半田付けします。半田付けが終わった後は、コード先に通して置いた伸縮チューブをピンの上に被せました。
電源投入!。ONの場合はカメラと別々になりますが、ボタンに軽くタッチするだけなので、それほど面倒でありません。
OFFの場合はカメラ側のスイッチを切れば、給電も絶たれるので、
モニタの電源が入ったまま知らぬ間にバッテリ残量がなくなっていたorz ! 何てということも防げます。モニタにバッテリがない分、軽くなるのでアームの固定が緩みにくくなりますし。また今回、作ったケーブルは、何かの機会でショルダータイプの大型カメラで撮影する際にも使えますね。
カメラから供給される電圧は高めの14.1Vのようです。SHINOBIは12Vが定格ですが、6V〜16.8Vの範囲で対応。民生機、業務機どちらのリソースも安定して利用できるのはメリットです。
また、撮影セッティングの都度、別々に電源ON/OFFの操作も必要で、特に本機の電源を切る場合、メニューで専用画面を呼び出してロックを解除→電源ボタンを4s長押しの順に操作しなければなりません。しかも、SHINOBIは電源ランプがないので、バッテリを装着したままだと実際に電源が確実に切れているのか、確認しずらいという欠点もあります。
そこで、使い勝手を純正VF並みに出来ないかと考えた末、バッテリでの駆動を止めてカメラ本体から電源を取れるケーブルを作ることにしました。
完成品の写真です。最初はスペア部品で売っているハンディカム用DCケーブルを取寄せるつもりでしたが、意外と高かったので、モニタに付属していたACアダプタを必要な長さのところで真っ二つにして使いました。左のケースはダイソーで売っていた収納用ソフトケースです。
電源はカメラ本体にあるアクセサリ端子から供給します。元々、SONYのベータカムやHDCAM等、放送局用のカメラに古くから付いていたコネクタで、OPのワイレヤスマイク受信機に給電する為のものです。当機F55では上下に2系統設置、12V、1.8Aまでの機器に利用できます。ちなみに過負荷がかかると横の赤いLEDが点灯して給電が絶たれる安全設計です。SHINOBIは最大消費電力が7Wなんで十分ですね。
F55取説より。コネクタの1番ピンがグラウンド(マイナスアース)、4番ピンが12VのDCOUTの配列になります。
カメラ本体側と同一のコネクタメーカー、ヒロセ電気の4Pプラグを取り寄せました。型番はHR-10A-7P-4P(73)
↓メーカーサイトの仕様に従って、コードの先端部を加工しました。ラジペン、大小ニッパー、ワイヤストリッパー、20〜30w半田ごて、半田付け作業用スタンドは最低必要です。
https://www.hirose.com/product/document?clcode=&productname=&series=HR10&documenttype=Catalog&lang=ja&documentid=D49400_ja
コネクタ部の直径は7mm。この中のピンに剥いたケーブル先を慎重に半田付けします。半田付けが終わった後は、コード先に通して置いた伸縮チューブをピンの上に被せました。
電源投入!。ONの場合はカメラと別々になりますが、ボタンに軽くタッチするだけなので、それほど面倒でありません。
OFFの場合はカメラ側のスイッチを切れば、給電も絶たれるので、
モニタの電源が入ったまま知らぬ間にバッテリ残量がなくなっていたorz ! 何てということも防げます。モニタにバッテリがない分、軽くなるのでアームの固定が緩みにくくなりますし。また今回、作ったケーブルは、何かの機会でショルダータイプの大型カメラで撮影する際にも使えますね。
カメラから供給される電圧は高めの14.1Vのようです。SHINOBIは12Vが定格ですが、6V〜16.8Vの範囲で対応。民生機、業務機どちらのリソースも安定して利用できるのはメリットです。
2017年05月22日
HDRとSDRの並行記録実現?
19日の瑞風ではHDR・広色域用にカメラをセッテイングしてみました。
カメラで撮れた4K映像は、こんな画調になります。眠いですが、これを元に後工程で用途に応じたガンマに変換して使う格好になります。写真のネガフィルムみたいなものでしょうか。でも、これでは撮影時にVFや外部に繋いだロケーションモニタに表示される映像をどう調整して良いのか困りますよね。
それにはLUT(ルックアップテーブル)という、メーカー提供の変換用プロファイルをカメラに読み込ませて対応する機能があります。これをONにすると、現場でVFや外部端子出力の映像を通常状態に直して、モニタできるよう簡易変換されます。LUTには一般的なTV用(REC709)、各種シネマ用等、沢山ありまして目的に応じて選びます。
ついでにXDCAM HDをパラレル収録すると、こちら側ではLUTを当てた後の映像も記録できます。色彩が、ちょっと濃い目にも感じますが、メインの4Kは将来のHDR対応向けに保管しておいて、これまでの一般用途(SDR)では、この素材を使うという方法もありかもですね。色々と撮りながら研究していきたいと思います。
カメラで撮れた4K映像は、こんな画調になります。眠いですが、これを元に後工程で用途に応じたガンマに変換して使う格好になります。写真のネガフィルムみたいなものでしょうか。でも、これでは撮影時にVFや外部に繋いだロケーションモニタに表示される映像をどう調整して良いのか困りますよね。
それにはLUT(ルックアップテーブル)という、メーカー提供の変換用プロファイルをカメラに読み込ませて対応する機能があります。これをONにすると、現場でVFや外部端子出力の映像を通常状態に直して、モニタできるよう簡易変換されます。LUTには一般的なTV用(REC709)、各種シネマ用等、沢山ありまして目的に応じて選びます。
ついでにXDCAM HDをパラレル収録すると、こちら側ではLUTを当てた後の映像も記録できます。色彩が、ちょっと濃い目にも感じますが、メインの4Kは将来のHDR対応向けに保管しておいて、これまでの一般用途(SDR)では、この素材を使うという方法もありかもですね。色々と撮りながら研究していきたいと思います。
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