映像業務に就いてる方なら、TV放送がSDの時代に日本と米国とで、最も明るさが暗い=真っ黒の基準が異なっていたことを聞かれたことがあるのではないでしょうか。俗に業界でセットアップレベルとか黒レベルと呼称されますね。同じNTSC信号でも日本向は後に-Jを付けて表示されていたり、今でも、カメラ機器やPC関連デバイスのドライバーには、IREという単位で0(日本)と7.5(米国)の切替が出来るようになっていたりもします。
実は古い映像だと、これが曲者で日本が米国と同じ基準だった時代の映像が混じっていて、使うに当たって補正してやる必要が出てきます。信号規格が変わったのが平成に入る1989年頃だったように思います。それ以前のカメラで撮影された素材を今の機器で見ると暗い部分が明るめで、不自然(黒浮き)になります。30代後半までの人だったら、殆どは事情の背景を知らないのではないでしょうか。
中には感のいい人で、初期タイトルのレーザーディスクや古い録画ビデオテープを再生した時に何となく気づいた方も居るとは思いますが。
両者を見分けるには記録された年代のほか、映像に区別用の検出信号が入ってる訳でないので、正しいモニターで見た目と測定器で判断するしかありません。写真は一例ですが、暗い領域を示す波形モニタの下限付近に、映像情報の振幅が殆どないですよね。
こっちは補正後。ホームと客車床下の隙間越しに見える影の濃さが元と違います。レンジが広がる分、コントラストも若干強くなります。今日は、かくいう自分も、これをすっかり忘れていて、慌てて編集の手直し作業をしていた次第です。
2023年10月31日
古いSD映像の黒レベルに注意
posted by tera-pro管理人 at 19:47
| TrackBack(0)
| 日記
2023年10月29日
続Titler Pro使いこなし
怪我の功名?。エンドロールが任意の位置で現れて消えていくアレ。
以前から、何とか作る方法を取得したいと、テロップの修正を終えてから、あれこれやってみたら行けました。
マスクを透明に抜く機能があって、これを重ねてやることで出来るんですね。
本国のチュートリアル動画(もちろん英語)にはヒントすらなかった、この機能。難問を解き明かせた時のように、喜びもひとしおです。
以前から、何とか作る方法を取得したいと、テロップの修正を終えてから、あれこれやってみたら行けました。
マスクを透明に抜く機能があって、これを重ねてやることで出来るんですね。
本国のチュートリアル動画(もちろん英語)にはヒントすらなかった、この機能。難問を解き明かせた時のように、喜びもひとしおです。
posted by tera-pro管理人 at 21:36
| TrackBack(0)
| 日記
2023年10月26日
テロップ全手直し
何となく感じては居たんですが、最終書き出しで上がったファィルをチェックしていて、どうも字幕が冴えない。
前のアプリケーションで作成していた頃に比べて、文字がクッキリしないんですな。良い意味では、柔らかい印象何ですけどね。
昨日に、他の事務をやり過ごしながら、原因が判ったのが夕方前。テロップソフト画面を300%に拡大すると文字輪郭(アウトライン)に弱いブラーがかかっていました。文字幅も横に5%拡大されてるし。影が上レイヤーに来ていたのもありますね。
こっちは、同じ文字の手直しを済ませた状態。作成した文字スタイルは登録して置けるので、テロップファイルを1枚づつ呼び出して適用する操作は必要ですが、修正作業は比較的楽です。それでも数百枚あるんだな、これが(泣)。
前のアプリケーションで作成していた頃に比べて、文字がクッキリしないんですな。良い意味では、柔らかい印象何ですけどね。
昨日に、他の事務をやり過ごしながら、原因が判ったのが夕方前。テロップソフト画面を300%に拡大すると文字輪郭(アウトライン)に弱いブラーがかかっていました。文字幅も横に5%拡大されてるし。影が上レイヤーに来ていたのもありますね。
こっちは、同じ文字の手直しを済ませた状態。作成した文字スタイルは登録して置けるので、テロップファイルを1枚づつ呼び出して適用する操作は必要ですが、修正作業は比較的楽です。それでも数百枚あるんだな、これが(泣)。
posted by tera-pro管理人 at 22:04
| TrackBack(0)
| 日記
スポンサーリンク