2020年03月15日

外部モニタの給電ケーブル作成

VF代用で使い始めたATOMOS SHINOBIですが、ロケ用モニタとしては見やすい反面、SONY純正VFを使用していた時より面倒と感じたのが電源です。現状だとカメラとは別に同社の旧機種で用いられていた、NP-Fタイプのバッテリを充電器とともに用意したり、長時間持つとはいえど使用中も残量に気配りする必要が生じます。

また、撮影セッティングの都度、別々に電源ON/OFFの操作も必要で、特に本機の電源を切る場合、メニューで専用画面を呼び出してロックを解除→電源ボタンを4s長押しの順に操作しなければなりません。しかも、SHINOBIは電源ランプがないので、バッテリを装着したままだと実際に電源が確実に切れているのか、確認しずらいという欠点もあります。
そこで、使い勝手を純正VF並みに出来ないかと考えた末、バッテリでの駆動を止めてカメラ本体から電源を取れるケーブルを作ることにしました。

完成品の写真です。最初はスペア部品で売っているハンディカム用DCケーブルを取寄せるつもりでしたが、意外と高かったので、モニタに付属していたACアダプタを必要な長さのところで真っ二つにして使いました。左のケースはダイソーで売っていた収納用ソフトケースです。
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電源はカメラ本体にあるアクセサリ端子から供給します。元々、SONYのベータカムやHDCAM等、放送局用のカメラに古くから付いていたコネクタで、OPのワイレヤスマイク受信機に給電する為のものです。当機F55では上下に2系統設置、12V、1.8Aまでの機器に利用できます。ちなみに過負荷がかかると横の赤いLEDが点灯して給電が絶たれる安全設計です。SHINOBIは最大消費電力が7Wなんで十分ですね。
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F55取説より。コネクタの1番ピンがグラウンド(マイナスアース)、4番ピンが12VのDCOUTの配列になります。
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カメラ本体側と同一のコネクタメーカー、ヒロセ電気の4Pプラグを取り寄せました。型番はHR-10A-7P-4P(73)
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↓メーカーサイトの仕様に従って、コードの先端部を加工しました。ラジペン、大小ニッパー、ワイヤストリッパー、20〜30w半田ごて、半田付け作業用スタンドは最低必要です。
https://www.hirose.com/product/document?clcode=&productname=&series=HR10&documenttype=Catalog&lang=ja&documentid=D49400_ja
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コネクタ部の直径は7mm。この中のピンに剥いたケーブル先を慎重に半田付けします。半田付けが終わった後は、コード先に通して置いた伸縮チューブをピンの上に被せました。
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電源投入!。ONの場合はカメラと別々になりますが、ボタンに軽くタッチするだけなので、それほど面倒でありません。
OFFの場合はカメラ側のスイッチを切れば、給電も絶たれるので、
モニタの電源が入ったまま知らぬ間にバッテリ残量がなくなっていたorz ! 何てということも防げます。モニタにバッテリがない分、軽くなるのでアームの固定が緩みにくくなりますし。また今回、作ったケーブルは、何かの機会でショルダータイプの大型カメラで撮影する際にも使えますね。
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カメラから供給される電圧は高めの14.1Vのようです。SHINOBIは12Vが定格ですが、6V〜16.8Vの範囲で対応。民生機、業務機どちらのリソースも安定して利用できるのはメリットです。
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posted by tera-pro管理人 at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | PMW-F55
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