日本三名橋で知られる名勝、錦帯橋と岩徳線を一緒に入れられる場所があるというので、去年、九州からの帰りに立ち寄った時のことです。頂上近くまでロープウェイが通じている城跡の山中から撮れるんですが、縦位置が出来るスチルだと、さらに遠方に瀬戸内海も収めることが出来ます。以前は手軽に山頂駅すぐ側の公園からも撮れたようですが、今は木々が茂って麓の視界が利きません。山勘でハイキング道を歩いて探し回って見つけたのが写真の場所で、カメラのセットをし終えてやれやれ。あとは西岩国から来る16:10過ぎの列車を待つだけ、だったんですが。

休憩がてら、ペットボトルの水を飲みながら、何となく奥の錦川にかかる鉄橋に目やるとオレンジ色に輝くキハ47が渡っているではありませんか?!。時刻表を見ると該当の列車がない?。実はこれ、時刻表の上下に岩徳線と錦川鉄道のダイヤが1ページに収まっていて見間違えていたのでした。「やってしまったなぁ。」ここを訪れる方へは説明するまでもありませんが、岩国から2駅先の川西まで、錦川鉄道が国鉄線の岩日線だった時代から直通しているんですよね。さっき見たのは橋の左にある、西岩国駅を15:51に出る2235Dで、岩徳線のつもりだった16:10の列車は錦川鉄道線への531D。
まあ、これだけなら、1時間近く待ちぼうけを食らうだけなんですが、さらに不幸が襲います。気を取り直して、もう一度、時刻表を開けて調べると、次は川西駅(写真の錦川の右岸堤防付近)を16:54発岩国行2236D。16時54分?、、乗って来たロープウェイの最終は17時ちょうど。駅まで10分はかかるんで絶対間に合わん・・。でも、撮って帰らないと、また来なきゃ行けないし。ということで、意気消沈しながら写真のカットを撮ったあと、山頂付近から下の駐車場までの山道を探して、トボトボと重い機材を背負って下山したのでした。行きに往復切符を買っていたので、ロープウェイの片道分の運賃も無駄に。
まあ、不幸中の幸いは、日が長い季節時だったことと、スマホで国土地理院の地図を閲覧しながら、(電話2台持ち)アシストさんからPCも見てもらって、アドバイスを貰えたことですね。